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税理士に経理を丸投げ!記帳代行との違いと費用相場を徹底解説

日々の請求書処理、煩雑な記帳作業、そして給与計算。個人事業主や小規模法人の経営者にとって、バックオフィス業務は多忙な本業の時間を圧迫し、大きな負担となっているのではないでしょうか。これらの経理業務に追われることで、本来集中すべき事業の成長戦略や顧客対応がおろそかになってしまうという悩みは少なくありません。

この記事では、そのような課題を抱える経営者の皆様に向けて、経理業務を外部に委託する解決策を徹底解説します。具体的には「税理士への経理丸投げ」と「記帳代行」という二つの選択肢に焦点を当て、それぞれのサービス範囲、メリット・デメリット、そして気になる費用相場までを詳細に比較します。さらに、自社のニーズに最も合致する専門家の選び方まで、皆様が抱えるあらゆる疑問を解消できるよう、網羅的な情報を提供いたします。

この記事を最後までお読みいただくことで、煩雑な経理業務から解放され、安心して本業に集中できる環境を手に入れるための一歩を踏み出せるはずです。

この記事の目次

「経理を丸投げしたい…」経営者が抱える悩みとは?

多くの経営者が「経理を丸投げしたい」と願う背景には、本業に集中したいという切実な思いと、経理業務がもたらす様々な負担があります。例えば、日々発生する領収書や請求書の管理は、紙媒体とデータが混在することで非常に煩雑になりがちです。月末にまとめて処理しようとすると膨大な時間がかかり、本来行うべき営業活動や事業開発の時間が削られてしまうことは珍しくありません。

また、記帳作業が遅れることで、会社の最新の経営状況がタイムリーに把握できないという問題も生じます。試算表などの月次報告が遅れてしまうと、売上や利益、資金繰りの状況を正確に把握できず、迅速な経営判断が鈍るリスクが高まります。このような状況では、最適な投資の判断や新たな戦略の立案も後手に回ってしまいかねません。

さらに、経理専門の担当者を新たに雇用するには、給与や社会保険料だけでなく、採用や教育にも多大なコストと時間がかかります。特に小規模な企業や個人事業主の場合、そうした余裕がないことがほとんどです。そのため、経営者自身が経理業務を行うことになりますが、専門知識の不足からくる間違いや税務上のリスクへの不安は常に付きまといます。税法改正への対応や複雑な税務処理に頭を悩ませる日々は、経営者の精神的な負担も大きいものです。

「経理の丸投げ」と「記帳代行」の違いとは?業務範囲を徹底比較

経理業務の効率化を検討する中で、「経理の丸投げ」と「記帳代行」という言葉を耳にすることがあるかもしれません。これらは混同されがちですが、サービスの範囲や目的が大きく異なります。どちらを選ぶかによって、解決できる課題や得られるメリットが変わってくるため、その違いを正しく理解することが非常に重要です。このセクションでは、それぞれの業務範囲を詳しく比較し、最適な選択肢を見つける手助けとなる情報を提供していきます。

記帳代行の業務範囲:日々の取引の記録が中心

記帳代行とは、事業で発生する日々の取引を会計帳簿に記録する業務を専門家に代行してもらうサービスです。具体的には、お客様からお預かりした領収書、請求書、銀行の通帳コピーといった証拠資料をもとに、会計ソフトへ取引内容を正確に入力し、仕訳を作成します。この記帳業務は、税理士資格を持たない事業者でも代行することが可能です。

記帳代行サービスが提供する主な業務は、仕訳の入力、仕訳帳や総勘定元帳といった会計帳簿の作成、そして月次試算表の作成です。あくまで日々の経理記録を作成することが中心であり、これらの情報をもとに貴社自身の経営状況を把握するための基礎資料を整える役割を担います。これにより、経営者は複雑な記帳作業から解放され、本業に集中できる時間を確保できるようになります。

経理丸投げ(税務顧問)の業務範囲:記帳から決算申告、経営相談まで

「経理の丸投げ」という言葉は、記帳代行を含む、より広範な税務・会計サービスを指します。これは税理士との顧問契約を前提としたサービスであり、記帳業務の代行に留まらず、企業の財務・税務全般を専門家がサポートするものです。

税理士が行う「経理の丸投げ」の業務範囲には、記帳代行のほかにも、決算書の作成と法人税・消費税の確定申告書の作成、税務署への申告代理といった税理士の独占業務が含まれます。さらに、節税対策のアドバイス、税務調査への対応、金融機関からの融資に関する相談など、多岐にわたる税務相談にも応じます。単なる経理作業の代行ではなく、経営者の心強いパートナーとして、会社の成長を支える総合的なサポートを提供する点が、記帳代行との大きな違いです。

税理士は、最新の税法や会計基準に精通しており、多くの企業の成功事例や課題解決のノウハウを持っています。そのため、貴社の状況に合わせた適切な経営アドバイスや、合法的な範囲での節税提案、さらには将来的な事業拡大を見据えた資金繰り計画の策定まで、経営戦略に深く関わるサポートが期待できます。

【比較表】一目でわかる!「丸投げ」と「記帳代行」の違い

「経理の丸投げ(税務顧問)」と「記帳代行」の違いを以下の比較表にまとめました。貴社の現状とニーズに照らし合わせ、どちらのサービスがより適しているかをご検討ください。

比較項目

経理の丸投げ(税務顧問)記帳代行
目的経営の効率化、税務リスク回避、経営改善記帳業務の効率化、日々の取引の記録
主な業務範囲記帳代行、決算書作成、確定申告、税務代理、税務相談、節税対策、融資相談、税務調査対応など仕訳入力、会計帳簿作成、月次試算表作成
資格の要否税理士資格が必須資格は不要
決算・確定申告含む(税理士が担当)含まない(別途税理士への依頼が必要)
税務相談・節税アドバイス含む(税理士が提供)含まない
費用相場月額2万円〜5万円程度(決算料別途)月額5,000円〜2万5,000円程度

税理士に経理を丸投げする5つのメリット

税理士に経理業務を丸投げすることは、単に日々の煩雑な作業を外部に委託する以上の価値をもたらします。経営者としての貴重な時間と労力を確保できるだけでなく、事業成長を加速させるための戦略的な利点も多く存在するのです。このセクションでは、経理を税理士に丸投げすることで得られる具体的な5つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

メリット1:本業に集中する時間と精神的な余裕が生まれる

経理業務を税理士に丸投げすることで得られる最大のメリットは、経営者自身が最も得意とし、会社にとって価値を生み出す「本業」に集中できる環境が手に入ることです。日々の領収書整理、帳簿入力、給与計算といったバックオフィス業務は、決して会社の売上に直結するものではありません。これらの作業から解放されることで、新たな事業開発、顧客との関係構築、従業員の育成といった、会社の成長に不可欠な業務へ時間とリソースを再配分できるようになります。

また、数字の管理や税務申告に関する漠然とした不安、締め切りに追われるストレスから解放されることによる「精神的な余裕」も非常に大きいです。正確な処理がされているという安心感は、経営者がより前向きに事業戦略を練り、大胆な意思決定を下すための土台となります。結果として、事業活動全体の生産性向上と、経営者自身のQOL(Quality of Life)向上にも繋がるでしょう。

メリット2:正確な経理処理と税務申告でペナルティを回避できる

税法や会計基準は常に改正されており、専門知識を持たない方がご自身で処理を行うと、誤りや見落としが発生しやすくなります。特に税務申告においては、計算ミスや申告漏れがあった場合、追徴課税や延滞税といった重いペナルティが科される可能性があります。税理士に経理を丸投げすることで、こうしたリスクを大幅に低減できるのは大きなメリットです。

税理士は税務・会計のプロフェッショナルであり、常に最新の法令知識をアップデートしています。法令に準拠した正確な会計帳簿の作成から、法人税・消費税・所得税などの各種申告書の作成、そして税務署への申告代理までを一貫して任せられるため、ミスなく確実に手続きを進められます。これにより、経営者は余計な心配をすることなく、安心して事業運営に専念できるでしょう。

メリット3:専門的な視点から効果的な節税対策を提案してもらえる

「節税」と聞くと、税金を不当に安くするイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、税理士が提供する節税対策は、法律の範囲内で合法的に税負担を軽減するためのものです。税理士は多くの企業や個人事業主の事例を熟知しており、最新の税制や特例制度、優遇措置に精通しています。そのため、経営者自身では気づきにくい、自社の状況に合わせた効果的な節税策を提案してもらえます。

例えば、役員報酬の最適な設定、適切な経費計上の判断、または小規模企業共済やiDeCo(個人型確定拠出年金)のような制度活用のアドバイスなど、多角的な視点からの提案が可能です。これらの専門的な知見を活用することで、手元に残る資金を増やし、それを事業投資や従業員への還元に回すことが可能になり、会社の持続的な成長を支援します。

メリット4:資金繰りや融資など経営に関する相談ができる

税理士は単なる経理の代行者ではありません。顧問契約を結ぶことで、経営に関する信頼できるパートナーとなってくれます。税理士は月次試算表などの会計データから会社の財務状況を客観的に把握しているため、資金繰りの改善策やキャッシュフローの管理について具体的なアドバイスが可能です。例えば、売掛金の回収サイトの見直しや、仕入れ時期の調整など、数字に基づいた具体的な提案を受けられます。

また、事業を拡大する上で資金調達は不可欠です。金融機関からの融資を検討する際には、事業計画書の作成支援や、金融機関との面談への同席といったサポートも期待できます。税理士が関与することで、金融機関からの信頼性も高まり、融資を受けやすくなるケースも少なくありません。資金調達だけでなく、事業承継やM&Aといった複雑な経営課題についても、専門家の視点から具体的な助言を得られるでしょう。

メリット5:経理担当者の採用・教育コストを削減できる

自社で経理担当者を雇用する場合、給与や社会保険料、賞与、福利厚生費といった直接的な人件費に加え、採用活動にかかるコストや、業務習熟のための教育コスト、さらには退職リスクなど、多くの付随費用や手間が発生します。特に事業規模がまだ小さい段階では、これらのコストが経営を圧迫する要因となることも少なくありません。

税理士に経理業務を丸投げすることで、これらの採用・教育コストを大幅に削減できます。税理士への顧問料と比較した場合、特に人件費が高騰している現代において、外部に委託する方がトータルコストを安く抑えられるケースが多く見られます。また、税理士はプロフェッショナルとして常に最新の知識とスキルを持って業務にあたるため、自社で教育する手間も不要です。優秀な経理担当者を雇用する代わりに、専門家である税理士にアウトソースすることは、コスト面だけでなく、業務品質の安定化という面でも大きなメリットと言えます。

税理士に丸投げする際の3つのデメリットと対策

税理士に経理業務を「丸投げ」することは、多くのメリットをもたらしますが、注意すべき点もいくつか存在します。期待される効果を最大限に引き出し、後悔のない選択をするためには、デメリットもしっかりと理解し、それに対する適切な対策を講じることが重要です。ここでは、税理士に経理を丸投げする際に考慮すべき主なデメリットを3つ挙げ、それぞれに対する具体的な対策を詳しく解説します。これらの情報を参考に、皆様が安心して専門家との連携を進められるよう、具体的な解決策を提示していきます。

デメリット1:費用がかかる

税理士に経理業務を依頼する際に最も直接的なデメリットは、やはり顧問料や決算料といった費用が発生することです。特に創業期や事業規模が小さい段階では、毎月の固定費が増えることに抵抗を感じる経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この費用を単なる支出と捉えるのではなく、長期的な視点で「投資」として検討することが大切です。

対策として、まずは自社で経理担当者を雇用した場合の人件費と比較検討してみましょう。給与だけでなく、社会保険料、賞与、福利厚生費、採用コスト、教育コストなど、目に見えない費用も考慮に入れると、税理士への顧問料が必ずしも高いとは限りません。次に、税理士が提供するサービス内容(節税効果、経営相談、資金繰りアドバイスなど)を含めた費用対効果で判断することをおすすめします。複数の税理士事務所から見積もりを取り、料金体系やサービス範囲を具体的に比較することで、自社にとって最適なコストパフォーマンスのパートナーを見つけることができるでしょう。

デメリット2:社内に経理のノウハウが蓄積されない

経理業務を完全に外部委託することで、自社の社員が経理実務を経験する機会が減り、結果として社内に経理のノウハウが蓄積されにくいというデメリットがあります。もし将来的に経理業務を内製化したいと考えた場合、ゼロからノウハウを構築する必要が生じる可能性も否定できません。これは、事業規模が拡大し、より専門的な経理処理が必要になった際に課題となることもあります。

このデメリットに対する対策としては、まず税理士からの月次報告会などを活用し、試算表の見方や財務状況について丁寧に説明を受ける機会を積極的に設けることが挙げられます。数字の「結果」だけでなく、その「背景」や「意味」を理解することで、経営者自身の経理リテラシーを高めることができます。また、将来的に経理を内製化する可能性がある場合は、その旨を契約時に税理士に伝え、マニュアル作成のサポートや、必要に応じて経理担当者への簡単な教育プログラムの提供が可能かどうかを確認しておくと良いでしょう。税理士と密に連携し、知識を「共有」する意識を持つことが重要です。

デメリット3:リアルタイムで経営状況を把握しにくくなる

税理士に経理を丸投げすると、資料のやり取りや税理士事務所での処理にタイムラグが生じ、自社で経理を行う場合に比べて経営状況のリアルタイムな把握が難しくなる可能性があります。特に、紙の領収書や請求書を郵送でやり取りしている場合、情報が税理士事務所に届いてから処理されるまでに数日から数週間の遅れが生じることもあります。これにより、スピーディーな経営判断が求められる場面で、最新の財務データに基づいた意思決定ができないという課題が発生することが考えられます。

このデメリットを克服するための対策として、クラウド会計ソフトの導入は非常に有効です。マネーフォワード クラウドやfreee会計などのクラウド会計ソフトを活用すれば、銀行口座やクレジットカードの明細が自動で取り込まれ、税理士とリアルタイムでデータを共有できる環境を構築できます。これにより、常に最新の数字を把握し、税理士も迅速に月次決算や試算表の作成を進めることが可能になります。さらに、月次決算の締日を明確に設定し、税理士事務所に対して迅速なレポート提出を依頼するなど、契約段階で情報共有のスピードに関する取り決めをしておくことも重要です。ITツールを積極的に活用することで、このデメリットは十分に克服可能であり、むしろより効率的でタイムリーな情報共有が実現できるでしょう。

【費用相場】税理士に経理を丸投げしたらいくらかかる?

税理士に経理業務を依頼する際に、多くの経営者の方が最も気になるのが「費用」ではないでしょうか。税理士の費用は、依頼する業務の範囲、ご自身の事業規模(年間の売上高や取引量など)、そして税理士事務所の料金体系によって大きく変動します。ただ単純に安いという理由だけで選んでしまうと、後から追加費用が発生したり、期待していたサービスが受けられなかったりといったトラブルに発展するケースも少なくありません。

このセクションでは、税理士に経理を「丸投げ」する際の費用について、具体的な相場を詳しく解説します。主に、「記帳代行のみ」を依頼する場合、「経理丸投げ(顧問契約)」として依頼する場合、そして「決算・確定申告のみ」を依頼する3つのパターンに分けて、それぞれの料金体系と目安を見ていきましょう。ご自身の事業形態やニーズに合わせて、どの依頼方法が最適か、そしてどのくらいの費用がかかるのかを事前に把握する参考にしてください。

記帳代行のみを依頼する場合の費用相場

記帳代行サービスのみを依頼する場合の料金は、多くの税理士事務所や記帳代行専門会社で、1ヶ月あたりの「仕訳数」(取引の件数)に応じて設定されるのが一般的です。例えば、「月100仕訳までなら月額1万円、月200仕訳までなら月額2万円」といった形で、仕訳数が増えるほど料金が上がる仕組みになっています。この料金体系は、事業の規模が小さく、月々の取引量がそれほど多くない個人事業主や小規模法人にとって、コストを抑えやすい選択肢と言えるでしょう。

具体的な費用相場としては、個人事業主や小規模法人であれば、月額5,000円から25,000円程度が目安です。この範囲内で、領収書や請求書、通帳のコピーといった資料をもとに、会計ソフトへの入力作業を代行してくれます。ただし、記帳代行はあくまで日々の取引記録の作成が中心であり、税務申告や節税対策などの専門的なアドバイスは含まれないことがほとんどです。費用を抑えつつ、入力業務の負担を減らしたい場合に適したサービスと言えます。

経理丸投げ(顧問契約)の場合の費用相場

記帳代行だけでなく、決算申告、税務相談、節税対策など、経理業務全般を税理士に「丸投げ」する場合、これは税理士との顧問契約として位置づけられます。顧問契約の費用は、お客様が個人事業主か法人か、そして年間の売上規模や取引の複雑さによって大きく変動するのが一般的です。例えば、個人事業主であれば月額2万円から4万円程度、法人であれば月額3万円から5万円程度が目安となるでしょう。

この顧問料には、通常、毎月の記帳代行、月次試算表の作成、経営状況の報告、税務相談などが含まれます。さらに、顧問料とは別に、年に一度の決算申告時には「決算料」が発生することがほとんどです。決算料の相場は、月々の顧問料の4ヶ月分から6ヶ月分程度を見込んでおくと良いでしょう。例えば、月額顧問料が3万円であれば、決算時に別途12万円から18万円程度の費用がかかる計算になります。

顧問契約を結ぶ際には、単に料金の数字だけでなく、契約に含まれる具体的なサービス内容を詳細に確認することが非常に重要です。例えば、税理士による訪問回数、電話やメールでの相談頻度、年末調整や償却資産税申告といった追加業務が基本料金に含まれるのか、オプション料金が発生するのかなどを事前に明確にしておくことで、後々の認識の齟齬を防ぎ、安心してサービスを利用できます。

決算・確定申告のみを依頼(スポット契約)する場合の費用相場

毎月の顧問契約は結ばず、年に一度の決算申告や確定申告だけを単発で税理士に依頼するケースを「スポット契約」と呼びます。この契約形態は、日々の記帳や経理処理はご自身で行い、最終的な申告書の作成と提出のみを専門家に任せたいと考える経営者の方に適しています。特に、クラウド会計ソフトなどを活用して自力で仕訳入力ができる方にとっては、費用を抑えながらも税務の専門性を活用できるメリットがあります。

スポット契約の費用は、事業形態(個人事業主か法人か)と年間の売上規模、そして取引の複雑性によって変動します。個人事業主の確定申告であれば5万円から20万円程度、法人の決算申告であれば15万円から30万円程度が一般的な目安となるでしょう。ただし、この費用はあくまで申告書の作成・提出がメインであり、通常の顧問契約で受けられるような継続的な節税アドバイスや経営相談は含まれない点が大きな違いです。

また、顧問契約に比べてスポット契約の方が、月々に換算すると割高になる傾向があることにも注意が必要です。年間のトータルコストで考えた場合、顧問契約の方が結果的に費用対効果が高くなるケースもあります。ご自身の経理処理能力と、税務に関する継続的なサポートの必要性を考慮して、最適な契約形態を選ぶことが大切です。

【ケース別】あなたはどっち?「丸投げ」と「記帳代行」の選び方

ここまで、「経理の丸投げ」と「記帳代行」それぞれのサービス内容や費用相場、メリット・デメリットについて詳しく見てきました。これらの情報をもとに、ご自身の状況や経営方針に照らし合わせて、どちらのサービスが最適なのかを判断する段階に入ります。会社の現在のステージや、経営者として何を最も重視するのかによって、選ぶべき選択肢は大きく変わってきます。このセクションでは、それぞれのサービスがどのような経営者におすすめなのかを具体的に解説していきますので、ぜひご自身のケースに当てはめて考えてみてください。

「記帳代行」がおすすめな経営者

「とにかくコストを抑えたい」とお考えの経営者の方には、記帳代行サービスがおすすめです。日々の領収書や請求書の入力作業は時間がかかり、正確性も求められますが、この単純作業だけを外部に委託することで、月々の費用を比較的安く抑えることができます。特に、事業を始めたばかりで取引量がまだ少ない個人事業主や小規模法人の方であれば、仕訳数が少ないため、低コストで経理業務の負担を軽減できるでしょう。

また、ご自身で決算申告書を作成したり、税務に関する基本的な判断を下したりできる知識をお持ちの方も、記帳代行の利用で十分な場合があります。あくまで「日々の入力作業」だけを効率化したい、と考えている経営者の方は、記帳代行サービスを検討してみると良いでしょう。記帳業務は税理士資格がなくても行えるため、税理士事務所だけでなく、記帳代行専門の会社に依頼することも可能です。

「経理丸投げ」がおすすめな経営者

経理業務から完全に解放され、本業に100%集中したいと強く願う経営者の方には、「経理の丸投げ」、すなわち税理士との顧問契約が最適です。日々の記帳から給与計算、決算申告、さらには税務調査対応まで、すべての経理・税務業務を専門家である税理士に任せることで、経営者は事業の成長戦略立案や営業活動、顧客対応など、自社にしかできないコア業務に貴重な時間とリソースを投入できます。

また、節税対策や資金繰り、融資の相談といった専門的な経営アドバイスを求めている場合も、税理士との顧問契約が必須となるでしょう。税理士は会社の財務状況を常に把握しているため、客観的な視点から具体的な改善策や、有利な資金調達の方法などを提案してくれます。これにより、経営者はより迅速かつ的確な経営判断を下すことが可能になります。税務調査のリスクに備え、常に専門家を味方につけておきたいという安心感を求める方にとっても、税理士は心強いパートナーとなるはずです。

さらに、クラウド会計ソフトを活用し、税理士とリアルタイムでデータを共有することで、正確な月次決算書をタイムリーに受け取れるようになります。これにより、常に最新の経営状況を把握し、早期に課題を発見したり、機会を捉えたりすることが可能になります。経理業務を単なる作業と捉えるのではなく、会社の成長を加速させる戦略的な投資として考える経営者の方にこそ、経理の丸投げをおすすめします。

失敗しない!経理を丸投げする税理士の選び方4つのポイント

経理業務を税理士に丸投げするからには、その効果を最大限に引き出し、事業成長へと繋げたいものです。そのためには、単に経理作業を代行してくれるだけでなく、自社の状況を理解し、的確なアドバイスを提供してくれる信頼できるパートナーを見つけることが極めて重要になります。相性の悪い税理士を選んでしまうと、期待したメリットが得られないばかりか、かえってストレスが増えたり、無駄なコストがかかったりする可能性も出てきます。

このセクションでは、後悔のない税理士選びのために、特に押さえておきたい4つの重要なチェックポイントを具体的に解説していきます。これらのポイントを参考にすることで、自社に最適な税理士を見つけ、経理の丸投げを成功させることができるでしょう。

ポイント1:業務範囲と料金体系が明確か

税理士選びにおいて、料金の透明性は最も重要なポイントの一つです。契約を検討する際には、提示された顧問料や決算料に「どこまでの業務が含まれているのか」を詳細に確認することが不可欠になります。例えば、月々の記帳代行はもちろんのこと、給与計算、年末調整、償却資産税の申告、税務調査対応などが基本料金に含まれるのか、あるいは追加料金が発生するオプション業務となるのかを明確にしておく必要があります。

サービス内容とそれに対応する料金が不明確なまま契約してしまうと、「思わぬ追加費用が発生して予算をオーバーした」「依頼したかった業務が別料金で、結局割高になった」といったトラブルに発展する可能性があります。そうした事態を避けるためにも、複数の税理士事務所から見積もりを取り、提供されるサービス範囲と料金体系が明確に記載された契約書を隅々まで確認し、疑問点は契約前に全て解消しておくことが大切です。

ポイント2:コミュニケーションは円滑か(相性・レスポンス速度)

税理士とは長期的なパートナーシップを築くことになるため、円滑なコミュニケーションが取れるかどうかが非常に重要です。税務や会計に関する専門知識がない経営者にも、専門用語を多用せず、こちらの状況を理解した上で分かりやすい言葉で説明してくれるかといった「相性」は、無料相談などの機会を利用して必ず確認すべき点です。経営者の立場に立って親身に相談に乗ってくれるか、質問しやすい雰囲気があるかといった点も、長期的な関係では非常に大切になります。

また、質問や相談に対する「レスポンスの速さ」も重要な指標です。経営判断を迫られる場面で、税理士からの回答が遅れると、事業の進行に支障が出る可能性もあります。メールやチャットツール、オンライン会議システムなど、自社が希望する連絡手段に対応しており、迅速なやり取りができるかも確認しましょう。

会計ソフトの操作方法や資料の提出方法など、日常的な業務に関する細かな疑問にも、ストレスなく相談できる相手を選ぶことで、経理業務の効率化と経営のスピードアップに繋がります。

ポイント3:自社の業界・事業規模に詳しいか

税理士にも得意な業界や専門分野があります。例えば、IT業界、飲食業界、建設業界など、業界特有の会計処理や商慣行、税務上の特例が存在します。自社のビジネスモデルや業界動向に詳しい税理士であれば、業界特有の勘定科目の設定や経費計上の適切な判断、さらには業界に特化した節税策など、より的確で実践的なアドバイスや提案が期待できます。これは、一般的な知識しか持たない税理士では得られない大きなメリットです。

また、会社の成長フェーズ(創業期、成長期、安定期)に合わせたサポート経験が豊富かどうかも確認すべきポイントです。創業期の資金調達に強い税理士もいれば、事業拡大期の組織再編やM&Aに詳しい税理士もいます。税理士事務所のウェブサイトで実績を確認したり、無料相談の際に自社の事業内容を詳しく説明し、これまでの類似ケースの対応経験について質問したりすることで、自社に合った専門性を持つ税理士を見つけやすくなります。

ポイント4:IT・クラウド会計に強いか

現代の経理業務においては、ITツールやクラウド会計ソフトの活用が効率化の鍵を握っています。そのため、業務効率化を重視する経営者にとって、税理士のITリテラシーは必須のチェックポイントと言えるでしょう。マネーフォワード クラウドやfreee会計といった主要なクラウド会計ソフトに対応しているか、導入支援や活用のアドバイスをしてもらえるかは必ず確認すべき点です。

クラウド会計ソフトを導入すれば、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、リアルタイムで経営数値を共有できるため、経理業務が劇的に効率化します。税理士がこれらのツールを積極的に活用していれば、資料のやり取りの手間が省け、より迅速な月次決算や経営状況の把握が可能になります。また、オンラインでの面談やチャットツールでの迅速なコミュニケーションに対応しているかも、スムーズな連携とタイムリーな情報共有のために非常に重要な要素となります。

税理士に経理を丸投げするまでの5ステップ

税理士に経理業務の丸投げを依頼するプロセスは、いくつかのステップを踏むことでスムーズに進められます。ここでは、信頼できる税理士を見つけ、実際に業務を開始するまでの具体的な流れを5つのステップでご紹介します。この手順に沿って進めることで、迷うことなく最適なパートナーを見つけられるでしょう。

まず、ステップ1として「税理士を探す」ことから始めます。ウェブ検索で地域の税理士事務所を調べたり、知人の経営者からの紹介を参考にしたりするのが一般的です。次に、ステップ2で「無料相談・面談を申し込む」を行い、税理士の専門分野や人柄、コミュニケーションの取り方などを確認します。ステップ3では、複数の税理士事務所から「見積もりと提案内容を比較検討」し、自社のニーズに最も合ったサービスと料金体系を選びます。ステップ4では、内容に納得した上で「契約を締結」し、税理士との顧問関係をスタートさせます。最後にステップ5として、「必要な資料を準備して業務開始」となります。税理士の指示に従い、領収書や請求書などの資料を提出すれば、いよいよ経理業務の丸投げが始まります。

まとめ|経理の丸投げで事業成長を加速させよう

この記事では、税理士への「経理の丸投げ」と「記帳代行」の違い、それぞれの具体的な業務範囲、そして気になる費用相場について詳しく解説しました。また、税理士に経理を丸投げするメリットやデメリット、そして失敗しないための税理士選びのポイントもご紹介しました。これらの情報を参考に、ご自身の事業フェーズや経営方針に合わせた最適な選択ができるよう、お手伝いできたなら幸いです。

税理士に経理業務を丸投げすることは、単に日々の煩雑な作業を外部に委託するだけではありません。それは、経営者であるあなたが、最も価値を生み出す「本業」に集中するための戦略的な投資です。専門家である税理士に任せることで、正確な経理処理と税務申告が実現し、ペナルティのリスクから解放されます。さらに、効果的な節税対策の提案や、資金繰り、融資に関する専門的なアドバイスを受けられるなど、事業成長を加速させるための強力なパートナーを得ることにもつながります。

信頼できる税理士と巡り合うことで、これまで経理に費やしていた時間と精神的な負担から解放され、より多くのリソースを事業開発や顧客との関係構築に投入できるようになります。これは、事業の未来を切り開き、さらなる成長を遂げるための重要な一歩となるでしょう。ぜひ、この記事で得た知識を活かし、あなたのビジネスを次のステージへと導く最適なパートナーを見つけてください。

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